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インドネシア解放党の非合法化

月刊東亜に掲載されています(コチラから)。ここに書ききれなかったのは、FPIのリゼク・シハブが訴追されてサウディアラビアに逃げたままであることと「反パンチャシラ」の組織規制は治安当局の恣意的な取締を余地を広げるのではないか(日本の組織的犯罪処罰法改正への危惧と似たようなものです)ということです。FPIの件も、ジャカルタ州知事選後のバックラッシュでしょうが、リゼク・シハブが刑務所に入るのは初めてではありません。解放党への「罰」ははるかに重いものです。司法過程を経て決定されるので、もちろんまだ実現するかは分かりませんが。

今週土曜には日本比較政治学会で、「インドネシア・ジャカルタ州知事の「宗教冒涜」に対する抗議運動とその政治的帰結」というタイトルでお話します。断食明けの祝日と重なるため、じゃかるた新聞のコラムも前倒しで19日に掲載予定。少々忙しい週末になりそうです。